鳩のひとりごと 1章
1. 一般的な鳥の生態とハトの生態
では、まず日頃から目にする鳥たちの行動を思い出していきましょう。
カラス、スズメ、ホトトギス等
例えばカラス。「カラスの子育てを想像してください」と言われたら、ある程度は容易に想像できるかと思います。我が家ではよくベランダのハンガーを持っていかれました。
ではスズメを思い出してみましょう。街で見かけるスズメは親子、もしくは兄弟、といった「身内感」があり、行動する時は少数グループでまとまっているのを見かけます。みんな仲良しなんですね。
では、ハトはどうでしょう。
カラスやスズメで容易に想像できた
「身内感」が、ハトには皆無だという事に気付きませんか。
「ハトの群れ」とは、よく聞いたもんですが、彼らはどんなに群れようとも唯我独尊状態なのです!
みんな我先にと地面にある謎のなにかを啄ばんでいるのです。
私たちは「ハトの群れ」を見て、
「ああ。あのハトとあのハトは親子だな」
なんて、想像出来ないのです。
というかそんな眼識持ち合わせてる人がいたら是非、挙手してほしい!
確実に個立しているハトの謎。
一体彼らはいつ、どこで、生まれ、
そしていつの間に自立したのか……。
2章へつづく
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